過去の自分に向けたメッセージ〜強くなりたくば、喰らえ〜
こんにちは、初めまして。
この度『筋肉 Advent Calender 2018』の17日分を担当させていただきます、
大成と申します!よろしくお願いいたします!
・自己紹介
名前:大成(学生時代は「タイセー」と呼ばれていました)
性別:男です
年齢:27歳です。昨年結婚しました。
趣味:人の家を外から眺めて間取りを想像する、漫画(刃牙、カイジ、宇宙兄弟)
トレーニング歴:中高6年陸上部で筋トレ等はしていましたが、
色々知識をつけて本格的に始めたのはこの2~3年くらいです。
チャーム筋肉:二頭と三頭です。キャルンッ☆
「2018年度 Most興味がない話題オブザイヤー 審査員特別賞」を受賞した
「私の自己紹介」はこの辺で終わりにして、早速本題に入りましょう!!
・社会人1年目の自分へ(逆Time Capsule)
今回この『筋肉 Advent Calender 2018』のお話をいただいて色々テーマを考えた時、
書きたいことがありすぎて夜しか眠れない日々が続いたのですが、
迷った末に逆タイムカプセルみたいな感じで、
筋トレの「き」の字どころか「k」の字も理解していなかった
「社会人一年目の私に向けたメッセージ」というテイで、
色々書いてみようと決めました!お時間あれば、どーぞ↓↓
-新卒一年目の心境
よぉ、社会人一年目の私。元気か?
きっと君は今、内定をもらった後、学生インターンとしてスーツを着て会社に行き、
「あぁ…学生でありながら早くも社会人ライフしてるぅ〜…!!」
と、貴重な体験にやりがいを感じながら過ごしているだろう。
10年以上過ごした神奈川の実家を飛び出し、一人暮らしを満喫しているだろう。
慣れない家事に戸惑いながらも、楽しんでこなしていると思う。
輝かしい次の人生のステージに入り、君は夢と期待に胸を膨らましているだろう。
(※ここでいう「胸を膨らます」は「大胸筋がパンプする」の意味ではない。)
でもな、
インターンを終えて正式に入社した後、
君は、とても、とても、長いスランプに陥る。
営業活動、何っにも上手くいかないぞ。
毎日毎日、ミスばっかりで、明日の心配をして、頼る人もなく、
途方という途方に、暮れに暮れることになるぞ。
眠れぬ夜は君のSay〜不☆眠〜
そして、そんな日々が続くこと約1年。
君はとうとう、不安に駆られて、夜眠れなくなる。
布団に入ると、明日の出社が嫌で嫌でしょうがなくなり、
眠りに落ちることが出来なくなる。
そうして翌日、冴えない頭でまた日中凡ミスを繰り返し、低成績を連発し、
大成史上稀に見る最悪の負のスパイラルに陥ることになるだろう。
-筋トレとの出会い
そんな中、君の住んでいる東松原駅の駅前に、
今後の君の人生を大きく、そして前向きに変えてくれる、ある施設ができる。
「anytime fintess」だ。
君は、どこに向けたら良いかわからない日頃の憤りだけを握りしめて、
「anytime fitness」の扉を開けることになる。
人生で初めて入る、フィットネスジム。
その名の通り、このジムは24時間365日、どんな時でもトレーニングができる。
想像していたようなプールやレッスンルームなどはなかったが、
一通りそれっぽい機械は揃っているように見えた。
仕事が終わり、家に帰っても不安で仕方ない君は、
少しでも不安を紛らわそうと、仕事終わりに毎日ここ通うことになる。
そうしてクタクタになった君は、帰った途端、ぐっすりと眠れた。
筋トレで疲れると、不安な夜を過ごさなくても良くなることに気づいた。
そこから君は、払っても払っても湧いてくる恐怖心や不安を、
チェストプレスに、トレッドミルに、ぶつける日々が始まる。
-クッソ痩せる
ところが、君はお金も無く、知識も無く、ジムに行くことしか脳がなかったため、
これまた大成史上稀に見る、激やせをする。
なんと、体脂肪率3%、体重48kgにまで落ちることになる。
(※大成の身長は167cmです)
ジムに行く金を払うのが精一杯な中、飯もろくに食えない君は、
まるで台所のシンクと冷蔵庫の隙間に落ちて4,5年放置された
食器用スポンジくらい身体が枯れる。
そんな状況の中、ない知恵を絞って、
君はコスパ最強のある食材を見つけることになる。
それは、キャベツだ。
1玉200~300円くらいのキャベツを、5等分し、
朝は生のまま、昼はタッパーに入れて持っていき会社でドレッシングをかけて、
夜は味覇で炒めて食べる生活を半年ほど続け、
上記の体重にまで激やせする。
ある日、一緒に温泉に行った友達はこう言い放った。
「リーデッドじゃねえか!!!!」
※リーデッド
リーデッド。
君は、紛うことなきリーデッドだった。
こいつほど、当時の君に似ているキャラクターはいない。
というか当時の君が周りにこの写真を見せて「これ私だよッ☆」と言ったら
10人中5万人くらいはそのまま信じるくらい、君はリーデッドだった。
-覚醒
そんなどうしようもない日々を過ごしていた君はある日、
友人との飲み会で今後の運命を大きく変えることになる、
あるフィジーカーとの出会いをすることになる。
彼が何者で、なぜあの場にいたのかは、今でもわからない。
誰かの繋がりでいたのだとは思うが、それはもうわからない。
もしかすると、君を筋トレの世界へ導いてくれた霊的な存在なのかもしれない。。。
彼の第一印象は、上半身の圧倒的でかさだ。
当時は「三角筋」や「僧帽筋」はおろか、「上腕二頭筋」というワードすら
知らなかった君は、ただただ心の中で
(腕でけぇ…!)と思うしかできなかった。
そして君は「自分も筋トレやってるんです!」ということをきっかけに、
彼に話しかけることになる。
しかし、ここで君は、まるで話が噛み合わないことに気づく。
(マルトデキストリンって何…?)
(プロテインって種類がいくつかあるの…?)
(ダブルスプリットとは…!?)
あまりに乏しい君の知識に、彼もだんだん困り顔を隠せなくなってくる。
そこで君は気づく。
色々知らない単語があったけど、少なくとも言えることは、
「色々知ってる彼=とんでもなく腕が太く」て、
「何も知らない君=腕がごぼう見たいに細い」だということだ。
そこで、まずは興味本位で色々と調べだしたところ、
それまで君の中にあったいろんな既成概念が覆ることになる。
君は、もっとこれらの知識を早く着けるべきだった。。。
そうでなければ、あの無益な、ジムの費用をいたずらに浪費し、
同時に筋肉も浪費していたあの期間はなかっただろうに…。
それは、次の3つの、シンプルにして最大である、
「筋トレに重要なこと」だ。
・筋トレに大事なこと
-飯を食え!(米を食え)
キャベツのカロリーを、カロリー計算で愛用している
「カロリーslism」でみてみよう。
>(M1個)で235キロカロリー…
>(M1個)で235キロカロリー
!?
これを2~3日に1玉のペースで消費していたのだ君は。
不足ッッ…!!それも、圧倒的にッッッ…!!!!
Wiki先生曰く、成人男性の基礎代謝は1500kcalらしい。。。
もうこれはカタボるどころの騒ぎじゃない。
消えて無くなっちまうぞ…そのままだとッッ!!!!
だからまずはとにかく食え。
カロリーを積むんだ。
いくら金がなくても、米5kg買うくらいの金はあったはずだ。
米5kgもあれば、1ヶ月は持つはずだ。
多少脂肪が付こうが何しようが、カロリーがないと筋肉は育たない!!!
-プロテインは薬じゃない!
アホかね君は!!!
いや、実際アホだった、君は。
プロテイン=薬だと思ってしまうほどには。
プロテインって、「タンパク質」を英語で言ってるだけだからね…?
金がないのは(ry
しかし、1kgのプロテインを買(ry
1kgもあれば、1ヶ月(ry
マクロ栄養計算をさせるには、君はあまりに忙しすぎた。(し、アホすぎた)
だから、とりあえず米を食って、プロテインを飲め。
とにかくそれだけ。まずはそれからはじめてみよう。
-でかい筋肉を鍛えよう!
「なんとなく筋トレ知ってる人っぽい」というだけの理由で
君はよくanytimeに行ってダンベルを手首で「クイックイッ」と曲げたりしていたが、
もうね、
前腕とかはほんっとに後の方でいい!!
とにかく太さを追求するなら、まずはでかい筋肉を鍛えるんだ。
そしてそれを、マシンでやろうとするな!!!
バーベルで「ベンチプレス」「スクワット」「デッドリフト」に挑戦しなさい。
大きな筋肉はそれだけ身体に占める割合が大きいことから、
鍛えた時に結果が見えやすい。
その上、その3つはコンパウンド種目と言って、一つの種目で複数の筋肉を
鍛えることができる。君が当時よく口にしていた「時間のコスパ」を
最大限に叶えてくれるのだ。
とまぁ、
語りだせば細かい知識、例えばサプリの種類なんかはキリがないから、
この辺で止めておくが、とにかく筋トレして筋肉を大きくしたければ、
まずは上の3つを心がけてるようにしよう。
そして最後に、取ってつけたような形になるが、
正しい知識をもとに筋トレすることで、よかったことを並べよう。
・筋トレしてよかったこと
-無根拠な自信
筋トレをしたから仕事ができるようになることはない。
事実、君は今も仕事は全然できない(それは、本当にすまないと思っている…)
だが、筋トレをすることで、君は謎の全能感を得ることができる。
筋トレを頑張ることで、何かあってもこいつをブン◯ぐれば、
最悪の場合なんとかなると思えるようになるからだと思っている。
もちろん、そんなこと本当にはしない(し、これまで一度もやっていない)が、
そのことが君に安心感を与えてくれ、何もなかった頃より明らかに仕事が楽しくなる。
-仲間が増える
筋トレを続けることで、君は仲間が増えた。
今では社内で「workout-club」という、筋肉について語り合う
slackのチャンネルを開設し、そこに15名の仲間ができる。
同じ志を持って集ってくれた彼らに、私は心から感謝をしている。
筋トレを邪魔するのはいつだって自分の弱い心だ。
だから、孤独だと人はどうしても筋トレを継続して行えない。
だが、仲間ができることで、どんなにしんどくても、寒くて気乗りしなくても、
明日の朝が早くても、筋トレを続ける気持ちが湧いてくる。
仲間の存在が、君にさらなる強靭な筋肉を授けてくれることになる。
-筋肉は正直
筋肉は、決して裏切らない。
セット中、どんなにキツくても最後の1レップを挙げた後は、
必ずいつもより少しパンプしている。
私の頑張りを、筋肉は見逃していないのだ。
逆に、サボった時には、それはそれで正直だ。
今日はしんどいから軽めにしとくか、として、惰性でトレーニングをした時、
次のトレーニングではいつも上がっていた重量が少ししんどくなる。
また、サボればサボっただけ筋肉は細り、代わりに脂肪が頭を擡げる。
努力にもサボりにも、筋肉はいつも正直だ。
そして、結果に対してもいつも裏切らない。
だから、「筋肉を裏切らない」つもりで筋トレをしていたつもりが、
いまや「筋肉を裏切れない」に変わってきている。
こうなると、もうどうしたって筋トレがしたくてたまらなくなる。
ここまでくれば、一生ダンバルバーベルとはお友達でいられる(と、思う)
・最後に
ということで、今回は過去の自分に向けた逆タイムカプセルという形で
メッセージを書いて見ました。(思いの外長くなってしまいました…。)
筋トレ初心者の方がもしいらっしゃったら、ぜひ参考にしてみてください。
筋トレは、間違いなくあなたの世界観を変えます。
これは、体感した私は断言できます。
みなさんもぜひ、パンプしましょう!!